Kazuyuki Itoさん『虹に捧ぐ』ジャケットヴィジュアルを描きました!

『コイトリーニョと星の砂』ギタリストKazuyuki Itoさんのニューアルバム『虹に捧ぐ』ジャケットのビジュアルを描かせていただきました!

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先日、配信版が先行リリースになりました!

↓ 伊藤さんブログ

kazuyukiito.blog.fc2.com


ハイレゾ版の配信サイト

mora
e-onkyo music
my sound
OTOTOY


この作品はバイノーラル録音という手法がとられています。空間の音を360度ぐるりと録音するという技術で、ANIMA Productsさんとの出会いで実現した企画です。

f:id:takinao:20170816114156j:plain夏の録音テスト(?)に運よく居合わせました。人の頭の形をした録音機器で、人が耳で聴いたときに近い状態を再現し、録音することができます。今回は、一曲ずつ曲にまつわる場所で楽曲を演奏し、その空間、時間の音も、ともに収録されています。


音楽のレコーディングについては全然わからないんですが、こうした屋外の環境で録音するということ、そして初めてのバイノーラルという手法をとることは、整えられたスタジオで録音するのとは違った面白さも、難しさも、どちらもがあったんだろうなと思います。意外だったのが、こうした手法だからこそ、どこを完成とするのか、そこに伊藤さんの意志、どう舵をとるかの姿勢がとても現れること。最終調整前と後の違いをきいて、つよくそれを感じました。

そうしてできた音源、ほんと、ふぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っとします。ヘッドフォンおすすめ!降りそそぐ、こぼれ落ちるようなギターの音、そのひとつずつ。連なったメロディー。鳥の鳴き声、雨の音、空間に響く音の余韻、ひとつずつがともに在って、奏でていて、思わず目をとじちゃう。どっぷり音との時間にひたって過ごすと、ついつい心身がほころぶと思います。


ジャケットイメージはおまかせのフリーとおっしゃっていただき、表裏にわたり横長の絵を描くことにしました。バイノーラル録音という手法を選び表現したいことや、制作にあたってのできごと、気持ちをきかせていただき、一曲ずつの楽曲イメージと、アルバムのもつ時間の流れも感じられるジャケットにしたいなぁと、画材屋さんぶらぶらしてて、お!これだー!と木パネルゲット。

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自分がまず目をとじてたっぷり楽曲を味わって、一曲聴いて1箇所描いたり、全曲とおして聴いて描いたりしていくうち、絵にも物語ができてくるようでした。

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今回の楽曲のなかには、岐阜県山県市に伊藤さんが出会ったことで生まれ、その地で録音された作品もあります。f:id:takinao:20170816183404j:plain昨年夏、山県市北山の精霊おくりでキョロキョロしながら歩く伊藤さん。この日のこの地も神がかってたなぁ。

ここで生まれた曲たちは、ただいま開催中の山県里帰り展@MITTS COFFEE STANDで視聴することができますので、ぜひどうぞ。ミッツさんと里帰りとのコラボメニューもあったり、見て聴いて食べてと、どっぷりひたれます。

山県里帰り展 

山県里帰り展
2018.1.28(日)~3.2(金)
MITTS COFFEE STAND
平日7:00~19:00 土日祝8:00~18:00

〒460-0003
愛知県 名古屋市中区錦2丁目8-15,錦三輪ビル1階

 

物販コーナーでジャケットの原画も展示していただいてます、ご覧ください🎵

CD版は2月24日より販売開始!!!
この日はMITTSさんでライブもありますが予約満席で… これ以降は、物販コーナーでお手にとっていただけると思いますので、どうぞたのしみにお待ちください!隅から隅まで、伊藤さんの想いとこだわりがつまったものになっていることとでしょう〜