にっき

昨日はすばらしいものを見た!パフォーミングアーツ亀山の「クラッシュ・オーケストラ」!!ほんとうに素晴らしくって…。私が「アート」に対して思う素晴らしさがつまったものでした。「アート」っていう言葉は自分にとって、とても特別で、なかなか使いたくないのですが、これこそまさに、と思った。人である喜び、自分である喜びを感じる…!今、どこに自分が立っているか、みながひとつの時間を生きていた。余白を残した布石は、自由に思考や視線を遊ばせ、布石に気がついたときに、見えてくるものがある


「見渡してみて」舞台上の席にすわりながら見る、足場。真上に並ぶ緞帳。それを上下させる紐。舞台の上で、肌でパフォーマンスを感じるシーン。観客席で、歌い、踊るのを、舞台上から見るシーン。観客席にもどり、個のひしめきあうパフォーマンスを見るシーン。緞帳が上下するだけのシーン。個のパフォーマンス。グループでのパフォーマンス。スプーンとフォーク。「この日を忘れない」と書かれた9月20日の新聞。「2020年!2030年!1000年!」ヨシコさんによるカウント。意味と感覚のあいだで肌に感じるメッセージ。アイテムや言葉により意味を考えはじめるけれど、そこに留まると今を見逃しそうで執着しないように思考を離れさせたり。個のパフォーマンス、ひとりひとりの存在感、すごく感動的で、さらに、そんな人たちがひしめきあい、空気が震えて届いてくる。すさまじくて、湧きたつ気持ちを言葉にするのももったいなくて、ただただその場にいられる喜びを。こういった舞台をはじめて見るひとへの想いも尽くされている気がした。

2日間という仕込み時間。演出のヨシコさんと出演者との緊張感。やりとり。全てが生々しく……。

そしてダンサーさんたち、個の存在感がすごくて。パフォーマンスの前にトークがあったのですが、それも、みんなが、自分のことばを持っていて、それはよくある論理的であったり、分かりやすい流れのことばではなく、それがすごくその人、想いを生で伝える。

表現すること、伝えるということ、、、

素敵な人間をいっぱい見た………。果てしなさを感じる……………。