宮田サトシさん単独公演『時を編む』ありがとうございました!
宮田サトシさん単独公演が無事に終わりました。
静岡、兵庫。そして地元のみなさん。各地から、大切なかたたちの駆けつけた単独公演。
とてもあたたかな夜でした。
ゲストのバイオリニスト藤井さんも札幌から。
気さくなかたで開演前にバイオリン弾かせていただいちゃった!
深い音を弾くときに伝わってくる振動、響きがすっごく心地よい。。。
普段はオーケストラの一員として東京や関西などで演奏されている藤井さん。
こっちのが緊張します…とのこと。お客さんみんなの顔が見えること、
うたとの呼吸や、音の加減。
そうそう、この日はリハーサルからご一緒していたのですが、
ライブがはじまる前の微妙な音の調整で、こうも音が違って聞こえるのか…ってびっくりしました。
背景を知ることができるのも、とても面白い経験でした。
そんな風に、丁寧につくりあげられたこの日の夜。
第一部は作家仲間でもある空さんの映像とともに。
サトシさんの音楽をききながらドローイングされたやわらかな絵がうつしだされます。
最後は、先日の空さんの個展で描かれた壁画が。
その個展会場でのライブで、壁画をまえに宮田サトシさんとaccaさんがうたいあげた中島みゆきさんの『糸』。
今回はサトシさんおひとりでカバーを。
第二部の映像を私がつくらせてもらいました。
あらかじめサトシさんからセットリストはいただいていたものの、
ライブは生もの。MCだって、お客さんとのかけあいで、変化するもの。
どの曲のときに、どの映像が流れるのか、確実に把握することは不可能でした。
ただ、そんななかでいろんな偶然が重なって、ここで、この映像が!
ひやひや、はらはら、感激する場面も・・・
音楽とともに見ることができ、すごくうれしかったです。
私の絵は抽象的なので、見るひとや、タイミングでいろんなみかたになりますが、
うたと一緒にきくと、そのうたのことばやメロディーによって
意味がうまれる瞬間があり感激しました。
サトシさんのうたは、何度も言ってしまうけれど、目をつむってきくのが一番美しいと思います。
まぶたの裏で、演奏されている曲のイメージを思い浮かべたり、
自分の記憶や考えを思索したり。
もっとできることがあったな・・・、背景として、
自然に目に入ってくるような、そんな風に存在する方法があったんじゃないかな・・・
反省もしているところがあります。
プロジェクターは絵とは違う色のつかいかたが必要なんだなぁって気づかされました。
ただ、あの夜だけのいろんな偶然のうえに成り立つ音と色の時間を、
共有することができていたら、とてもうれしいなぁと思います。
会場では、できたてほやほやのCD販売も。
やっと手にとることができました〜〜〜!うれしかった!!
聴いてくださるかたへの手紙のようなものに。届いたでしょうか。
人を大切にするサトシさんの人柄が伝わってくる、
ほんとうにあたたかな夜でした。
みんなでパシャリ!!